寒中見舞いはがきの
写真入りを使うにはマナーがある?
寒い時期に、相手の体調を気遣う意味で送られる寒中見舞い。
松の内までに出せなかった年賀状や喪中はがきの代わりとしても使われることがあります。
年始の挨拶として、近況報告のために写真入りの寒中見舞いを作成したい方もいらっしゃいますよね。
今回は、寒中見舞いに写真を入れる際に気を付けたいマナーについて解説します。
寒中見舞いにふさわしい写真の選び方もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
写真入り寒中見舞いのマナー
写真入りのデザインで寒中見舞いを作成する際に、おさえたいポイントがいくつかあります。
特に気を付けたいのが、寒中見舞いを送る相手の状況や関係性です。
送る相手の事情を考慮して、寒中見舞いに使う写真を選びましょう。
相手が喪中の場合は
写真入りの寒中見舞いはがきは控える
喪中の方に家族写真や赤ちゃんの写真を送ってしまうと、悲しみを増幅させてしまう可能性があります。
「楽しい」「幸せ」といった雰囲気の写真を送るのは避けましょう。
喪中はがきの代わりに写真入り寒中見舞いを送りたい場合は、故人との思い出の写真などを入れるのがおすすめです。
- ・故人が写っている写真
- ・故人が趣味で作った作品や大事にしていた思い出の品
- ・故人が好きだった景色
家族の近況や結婚、出産のことを伝えたい場合には、写真は使用せず、添え書きでさらっと報告する程度に留めましょう。
季節感を意識した写真選び
寒中見舞いは、松の内が過ぎてから送る季節のご挨拶です。
年賀状ではないため、以下のものが含まれている写真はふさわしくありません。
× 干支
× 七福神
× お正月の縁起物(鏡餅、門松、しめ飾りなど
× 日の出
明らかに、季節感がずれている服装で撮った写真なども避けた方がよいでしょう。
特に、ビジネス関係の相手や目上の方へ寒中見舞いを送る場合は、雪景色や季節の植物などの写真を使用するのがおすすめです。
寒中見舞いにおすすめの写真
寒中見舞いに使用するのは、季節の風物詩の写真がよいでしょう。
では、実際にどのような写真がふさわしいのか、具体的な例をご紹介します。
季節の草花
寒中見舞いには、早春に咲く花や冬に実をつける植物などの写真がおすすめです。
- ・椿
- ・梅
- ・水仙
- ・南天
- ・ふきのとう
これらの植物は、厳しい寒さに耐えて芽を出したり、花を咲かせます。
春の訪れを感じさせ、明るい気持ちにさせてくれるでしょう。
雪でつくったものや雪景色
寒中見舞いのデザインとしても多いのが「雪」です。
雪が降る地域に住んでいる方は、雪だるまや雪うさぎを作って写真を撮ってもいいですね。
お子さまが雪の中で遊んでいる様子や、旅行で訪れた場所の雪景色などもおすすめです。
年賀状も寒中見舞いはがきも
まとめて注文すれば便利!
ネット注文印刷では、決まったデザインやテンプレートに文字や写真を入力するだけで、簡単にマナーを守った寒中見舞いはがきを作ることができます。
出来上がった寒中見舞いが手元に届くのも比較的早いので、忙しい年末年始には便利です。
喪中はがきへの返礼として寒中見舞いはがきを出す予定があるという方は、年賀状を作るのと同時に寒中見舞いはがきを何枚か注文してみてはいかがでしょうか?
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寒中見舞いはがきは、相手への思いやりを
忘れずに作るようにしましょう
季節の挨拶状の一つである「寒中見舞い」。
あまり馴染みがないけど、今年は寒中見舞いを出すことになったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、寒中見舞いを書く際の注意点についてお伝えします。
寒中見舞いは相手の健康を気遣う季節の挨拶状
寒中見舞いとは、暦上で最も寒いとされている「小寒」「大寒」の時期に、相手の健康を気遣って送る、季節の挨拶状のことです。
ちなみに、小寒・大寒に当たる時期のことをまとめて「寒中」といいます。
「季節の挨拶状」という本来の用途のほかにも、以下のような用途があります。
- ・年賀状を頂いていたのに、松の内(1月7日)が明けるまでに年賀状を出せなかった際の年賀状代わりに。
- ・こちらが喪中のため年賀状を送ることができなかった方向けに、年始のご挨拶として。
- ・こちらが喪中ということを知らずに年賀状を送ってくれた方向けに、喪中の報告とお詫びのために。
- ・喪中の方向けに、年始のご挨拶として。
- ・喪中と知らずに年賀状を送ってしまった際のお詫びに。
- ・故人宛てに年賀状が届いた際の返礼に。
通常の挨拶状として送る寒中見舞いと、喪中に関わる内容で送る寒中見舞いでは書き方が変わってきます。
そのため、用途に合わせた書き分けが必要になるのです。
寒中見舞いを作成する際の注意点
寒中見舞いを出すときの注意点についてご紹介いたします。
喪中の際は新年を祝う言葉や賀詞は控える
自分が喪中、あるいは相手が喪中の場合は、新年を祝うおめでたい言葉は避けましょう。
また、年賀状で使う「謹賀新年」などの賀詞も使わないようにします。
年賀状や喪中はがきと同様、相手の状況を考慮した内容にしましょう。
年賀状が余っていても寒中見舞いはがきには使わない
年賀状が余っていたとしても、年賀状で寒中見舞いはがきを作らないようにしましょう。
・年賀状 → 年始の挨拶
・寒中見舞い → 季節の挨拶状(暑中見舞いなどの同じ分類)
年賀状の代わりに寒中見舞いを出すとしても、はがきとしての役割が違います。
寒中見舞いは、郵便はがきや私製はがきを使用しましょう。
年賀状を出し忘れていた理由を率直に言うのは避ける
「年賀状をいただいたのに、松の内までに年賀状を出せなかった」
「年賀状を出すこと自体を忘れていて慌てて寒中見舞いはがきを出した」
多忙や出し忘れなど、年賀状を出せなかった理由は、様々だと思います。
その際、寒中見舞いはがきに「忘れていたから…」と書いてしまうと、相手を不快な気持ちにさせてしまうことがあります。
喪中のとき以外は、明確な理由を書くのは避けて、年賀状を送ってくださったことへのお礼や年始の挨拶が遅れたお詫びを伝えるようにしましょう。
気遣いの気持ちが伝わる寒中見舞いを送りましょう
寒中見舞いはがきを作るうえで一番大切なことは、相手への気遣いを忘れないことです。
直接会えなくても、寄り添いの気持ちが伝わる寒中見舞いを受け取ったら嬉しくなりますよね。
最低限のマナーを守って、相手を気遣う寒中見舞いを作りましょう。